まずは、なぜ行動制限システムが必要なのか、その目的を明確にしましょう。目標がはっきりしていれば、ご自身と愛猫に合った適切なシステムを選び、望む結果につなげやすくなります。
なお、行動制限システムを購入する前には、必ずよく調べ、愛猫の性格を考慮してください。
埋設型フェンス

仕組み:
埋設型フェンスシステムは、設定したい範囲を囲むように、境界ワイヤーを地面に埋める、または物に固定して設置します。送信機からの電波信号がワイヤーと通信し、猫には接触ポイント付きの首輪を装着させます。使用中、猫が境界に近づくと警告音が鳴ります。境界ゾーンに入ると、猫に静電気による矯正信号が送られ、すぐに引き返すことが期待されます。猫が境界の位置を覚えれば(通常はそれほど時間はかかりません)、首輪を着ける必要はなくなります。ただし、猫を慣らすには毎日のトレーニングが数週間必要になることもありますが、多くの飼い主さんにとって、その結果は十分に手間をかける価値があります。
トレーニング後は、猫も新しく定められた行動範囲で快適に過ごせるはずです。ただし、常に愛猫の性格を考慮し、何らかの好ましくない行動が見られた場合は、すぐにシステムの使用を中止してください。
どんな場合に役立つ?
愛猫がケンカをしたり、夜通し外に出ていたり、犬・キツネ・車にひかれそうになったことがあるなら、監視なしで外に出すことにすでに不安を感じているかもしれません。このようなシステムなら、危険な状況から守りながら、猫に屋外で過ごす自由を与えることができます。
スプレー式忌避装置

仕組み:
この装置は、ペットが立ち入り禁止エリアに近づくと検知し、無害なスプレーや警報を作動させます。猫を驚かせて、その場から離れるよう促します。ペットや飼い主、環境に悪影響はありません。
庭に猫を入れないために役立つ屋外用忌避装置もあります。スプレーの代わりに大きな音を発し、猫を遠ざけます。
どんな場合に役立つ?
猫がカウンターや調理台に飛び乗るのを嫌がる飼い主さんは多いものです。そのため、家の特定のエリアに近づけないようにするには最適な解決策です。室内での生活には慣れさせたまま、赤ちゃんの部屋には入れたくない新生児の親御さんにもおすすめです。ただし、猫が大慌てすることもあるので、壊れやすい物はスプレーの範囲から離しておきましょう。
一度またその場所が魅力的に感じられるようになった場合は、時々ペットを再トレーニングする必要があるかもしれません。
ケージ

仕組み:
ケージはケージですから、どう使うかは想像できますよね。ケージを行動制限システムとして使う利点は、設置に時間がかからず、特別なトレーニングもほとんど必要ないことです。
どんな場合に役立つ?
ケージが役立つ場面はいくつもあります。たとえば、新しい猫を家に迎えるときや、すでにいる猫同士の相性がよくないときには、猫を分けて過ごさせるのに最適です(ただし、ケージで過ごす猫を交代させてください。そうすることで攻撃性の悪循環を断ち切る助けになります)。猫と旅行する際には、目的地や途中の休憩場所でケージに入れておけば、逃げ出す心配をなくしながら、屋外にいるメリットも楽しめます。猫をケージに入れて安全を確保できるため、飼い主さんの安心にもつながります。
クレートは猫に必要なものをすべて一緒に入れられる十分な大きさがあり、ケージに慣れると、猫はそこを安全地帯や隠れ場所と感じることも少なくありません。
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