猫がトイレを守る姿を想像すると少し不思議に思えるかもしれませんが、実際には猫が守ろうとしている大切な資源なのです。この行動を見極め、予防のための対策を取ることは、特に家庭に子どもやほかの猫がいる飼い主にとって重要です。以下では、見落とされがちなこの行動への対処に役立つ情報をご紹介します。
猫が資源を守る理由
資源を守ることは、すべての動物に見られる自然な行動です。食べ物や水、そして猫の場合はトイレなど、生きるために必要なものが十分に手に入るかどうかという不安から生じます。犬は、食器を取り上げられるのではないかと恐れたり、食べ物を自分の所有物だと捉えたりすると、ほかの犬や人が食器に近づくことに反応します。猫も食器やトイレに対して同じように反応することがあります。ただし犬とは異なり、トイレを守っている際の外から見えるサインは、それほど明確ではないかもしれません。
また、家にいる猫の数が増えるほど、資源をめぐる動物同士の競争意識も生まれることを覚えておきましょう。これにより資源を守る行動が強まったり、家庭内で優位な立場にある猫にこの行動が新たに見られるようになったりすることがあります。
猫がトイレを守るのは、動物が食べ物を守るのと同じ理由かもしれません。そのトイレは自分のものであり、ほかの猫と共有したくないのです。犬が食事中に器の上に覆いかぶさるようにして食べ物を守るのとは違い、猫がトイレの中に座って守ることはあまりありません。代わりに猫は、ほかの猫がトイレを使おうとするのを阻止するため、近くのどこかで見張ります。これは人間にとって脅威には見えないかもしれませんが、実際には家にいる子どもや大人にとって危険となることがあります。たとえば、ランドリールームにトイレがあり、猫が見張っている場合、洗濯物を入れ替えようとして部屋へ向かうと、猫の怒りを買うことがあるかもしれません。
猫はあなたが洗濯をすることを怖がっているわけではなく、あなたがその部屋へ向かう動きを、自分の資源への脅威と結び付けているのです。
資源を守る行動の見分け方と予防
先ほど述べたように、資源を守る行動で最もよく見られるサインは、猫が見張りをすることです。多くの家庭では、トイレはランドリールームに置かれがちです。猫は必ずしも一日中その部屋にいるわけではありませんが、その部屋へ続く廊下でくつろいでいることがあります。このさりげないサインは、侵入者(人間またはほかの猫)に対し、トイレは自分のものであり守るつもりだと示すものです。
複数の猫を飼っている場合、トイレを守る行動を避ける最善の方法は、複数のトイレを用意することです。複数の猫に1つのトイレを共有させると、資源を守る行動や緊張が生じやすくなります。ただし、複数のトイレを同じ部屋に置いても、問題となる可能性は残ります。その部屋への出入り口が長い廊下など1つの狭い経路しかない場合、優位な猫は廊下でくつろぐだけで、依然としてその部屋を守ることができます。
1匹の猫がすべてのトイレを守れないよう、家の各所に複数のトイレを設置しましょう。1匹だけを飼っている家庭でもトイレを守る行動に悩んでいる場合は、猫が簡単には守れない場所にトイレを置くことを検討してください。つまり、1つの出入り口や狭い廊下からしか行けない場所には置かないということです。
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