猫はなぜこんなにもバランス感覚が良いのでしょうか?

September 16, 2020 • bora

猫はなぜこんなにもバランス感覚が良いのでしょうか?
猫がいつも足から着地できるのには、きちんと理由があります。愛猫には、優れたバランス感覚をもたらす身体的な特徴がいくつもあるのです。

猫は足から着地することで知られていますが、その華麗な身のこなしには複雑な物理学が関わっています。優れた柔軟性と特別な構造の内耳のおかげで、猫はどんなに危険な落下でも見事に足から着地する達人です。

猫の体には人間よりも多くの脊椎骨があり、素早い反応が必要なときには機敏に体をひねったり向きを変えたりできます。これは、愛猫がジャンプしたり落下したりした際に特に重要です。猫は素早い反射神経と柔軟性を使って、足から着地します。そのために、視覚と内耳の平衡感覚システムを使って、どちらが上かをすばやく判断し、前足を下に向けます。続いて下半身も同じように回転させることで、猫は素早く滑らかに足から着地できるのです。

柔軟な背骨に加え、猫には優雅に着地するのに役立つ身体的特徴がほかにもあります。小さな体、軽い骨、そして落下速度を緩め衝撃を和らげる厚い被毛などです。鎖骨もさらなる柔軟性をもたらします。ほかの哺乳類とは異なり、猫の鎖骨は体に固定されていないためです。愛猫が背中から落ちたのを見たことがあるなら、前半身をひねって前足を地面に向け、続いて後ろ足も同じようにする姿を見たかもしれません。しっぽは落下中に体勢を立て直すのに役立ち、地面に着くまで猫の体を水平に保ちます。
 
生後間もない子猫でも上手に着地できます。生後7週間ほどの猫には、優れたバランス感覚をもたらす「蝸牛」と呼ばれる内耳の器官がすでに発達しているためです。この液体で満たされた器官と視覚が組み合わさることで、瞬時に体勢を立て直す必要があるときでも、猫はすばやく自分の向きを把握できます。ただし、優れたバランス感覚を持っていても、高層階のアパートで暮らす猫は室内に留めておくことが大切です。好奇心旺盛な猫は、鳥やほかの動物を追いかけようとして窓から落ちることがあります。猫は1秒もかからずに落下中の体勢を立て直せることが多いものの、落下によるけがをしないわけではありません。骨折、歯の欠損、外傷を負うことがあり、時には命に関わる結果になることもあります。窓は閉めて、愛猫を守りましょう。自宅から安全に屋外を楽しませてあげたい場合は、周囲を遮らずに見渡せるよう設計された止まり木やその他のアクセサリーを用意するのがおすすめです。

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