猫はなぜゴロゴロ鳴くの?
ゴロゴロという音は猫が最もよく出す音ですが、この心地よい振動に込められた気持ちのすべてを知っている飼い主さんは多くありません。愛猫は満足しているときにゴロゴロ鳴きますが、空腹や回復したい気持ちなど、ほかの感情やニーズを伝えるためにこの音を出すこともあります。愛猫がゴロゴロ鳴くとき、何を伝えようとしているのかを見極めるヒントをいくつかご紹介します。
1. 幸せだから。 猫は幸せなときによくゴロゴロ鳴きますが、ゴロゴロ音は満足しているサインのひとつにすぎません。しっぽが動いていない、目を半分閉じている、休んでいる姿勢で体がリラックスしているなど、愛猫がくつろいでいることを示すほかのボディランゲージも確認しましょう。ゴロゴロ音とこれらのサインが一緒に見られれば、愛猫が心から幸せを感じている証拠です。
2. お腹が空いているから。 食事の時間は食べることが大好きな猫にとって嬉しいひとときかもしれませんが、猫がゴロゴロ鳴くのは幸せなときだけではありません。食べ物をねだるときには、鳴き声やニャーという声を伴った、別のタイプのゴロゴロ音を出すことがあります。よく耳を澄ませば、この2種類のゴロゴロ音の違いを聞き分けられるはずです。
3. 自分を落ち着かせているから。 心や体の癒やしを必要としている猫もゴロゴロ鳴きます。いくつかの研究では、この低周波の振動が愛猫の呼吸を楽にし、痛みや腫れを抑えながら、実際に回復を早める可能性があると示されています。危険を感じたり怖がったりしている猫も、自分を落ち着かせるためにゴロゴロ鳴きます。
愛猫が心地よい音を出す理由が何であれ、専門家はゴロゴロ音が猫の脳で始まると考えています。リズミカルに繰り返される脳波が声帯の筋肉に信号を送り、1秒間に25~150回の速さで筋肉をけいれんさせます。その結果、息を吸うときも吐くときも声帯が開き、私たちがゴロゴロ音として知っている音が生まれます。ただし、すべての猫科動物がゴロゴロ鳴けるわけではありません。ライオンやトラのような大型の猫科動物は、声帯の中に柔軟な小さな骨があり、ほえることはできますがゴロゴロ鳴くことはできません。一方、小型の猫科動物ではこの骨が硬くなっているため、愛猫が息を吸ったり吐いたりするときにゴロゴロ音を生み出す振動が起こりますが、遠くまで響くほえ声は出せません。これは、ライオンなどの大型猫科動物のように狩りのために広大な縄張りを守る必要がない、家庭猫の野生の仲間にとって理にかなっています。そのためゴロゴロ音は、親しい相手だけに向けて残しておけるのです。あなたも家庭の中で愛猫が選んだ大切な仲間のひとり。愛猫がこの心地よい音を立てながら寄り添ってくれる時間を、ぜひ楽しんでください。
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