多くの猫の飼い主には、靴下やヘアゴム、紙玉などの家庭用品を愛猫に盗まれた思い出があるでしょう。猫は生まれつき好奇心旺盛で、注目を集めたり、遊びに誘ったり、ほかの欲求を満たしたりするために、こうした日用品に手を伸ばすのが大好きです。愛猫が物を持ち去ること自体は心配のいらないことですが、猫の「盗み癖」が問題になる場合もあります。猫が物を盗む理由をご紹介します。
1. 退屈している。 猫は生来ハンターです。愛猫を室内で飼うことは寿命を延ばし、外の野生動物を守ることにもつながりますが、室内での暮らしは飼い猫にとって刺激が不足しがちです。野生で得られるような刺激が少ないため、家猫は賢い頭を活発に保つ新しい方法を自分で見つけようとし、その結果として家庭用品を盗むことがあります。家にいるときは、ペットとたっぷり遊んで、たまったエネルギーを発散させてあげましょう。留守中も退屈しないよう、仲間となる動物を迎えることを検討してもよいでしょう。
2. 注目してほしい。 猫が物を盗むもう一つのよくある理由は、あなたに気づいてもらうためです。特に長時間家を空けている場合、ペットはあなたとの交流を始めようとして、スリッパを家中に引きずっていくことがあります。困ってしまう行動かもしれませんが、猫にとってあなたは家族の一員であり、この注目を求める行動は、結局のところ愛情表現なのだと覚えておきましょう。このような注目を引こうとする行動を抑えるためにも、毎日しっかり愛情を注ぎ、一緒に遊ぶ時間をつくってあげてください。
4. 縄張りを主張している。 頻度は低いものの、猫は小さな物に対する自分の「所有権」を主張するために盗むことがあります。子猫と引き離された母猫も、子猫を運ぶように物を口にくわえることが知られています。これは母性本能の表れです。猫の盗み癖はたいてい無害な習慣ですが、注意が必要な場合もあります。輪ゴムなどを食べると消化器官が詰まるおそれがあり、深刻な危険信号です。また、ペットの普段の習慣から著しく変化した場合も、猫の盗み行動には注意が必要です。大きな行動の変化は、痛みや病気が隠れているサインである可能性があります。一方で、愛猫の盗みが単なる遊びであれば、十分な注意を向け、止まり木やおもちゃ、隠れ場所がたくさんある刺激的な環境を用意することで対処できます。盗みをやめさせたい場合は、盗んだ物を放すなどの良い行動を褒めてあげましょう。猫を叱ると、求めている注目を与えることになり、かえって行動を続けるよう促してしまいます。
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